◆「折る」「たたむ」は古よりのお家芸 | |
「87回職人の手を通る」といわれる扇子。その工程は20余りに及びます。 扇面にはオリジナルの絵を用い、その多くが手描きで仕上げられています。 用と美が一体となった扇の魅力を伝えるとともに、技術の継承に力を入れています。 |
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◆鉄斎や栖鳳も腕をふるった天井画 | |
明治時代、三代新兵衛は日本画家を登用し、扇子に新風を吹き込みました。 その当時の美術作品や創業時からの古扇の資料が店内のあちこちに! ・扇の絵柄をあしらった天井画は重要文化財。京都画壇の巨匠48画伯によるものです。 ・壁に組み込まれた扇面画は東都著名画家12人が描いたものです。 ・床の間にある瓢箪の軸は、鉄斎、栖鳳など、画家や文人が即興で描いた寄せ書きです。 ・扇を散らした欄間や、扇をアレンジしたモダンな照明器具も当時のものです。 |