桂離宮の南に位置する『中村軒』は明治16年の創業以来、四季折々の和菓子を作り続けている。
宮家に献上することもたびたびで、おほめの言葉を賜ったというお墨付きなのだ。その味が生まれる背景には、井戸からくみあげた地下水を使用、おくどさん(かまど)で厳選した小豆を炊きあげるというこだわりが。町屋の風情をそのままに残した茶店では、夏はそうめんやかき氷、秋から冬はぜんざいや京風お雑煮が味わえる。
囲炉裏ばたでほっこりするひとときは最高のぜいたくだろう。味だけでなく見た目にも雰囲気にもおもてなしの心がにじみ出ているのだ。
インフォメーション
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創業以来宮家にも献上し、愛されている「かつら饅頭」。桂の名水と自家製の餡を使用。あっさりとしたこしあんにファンは多い。1個200円。
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茶店では和菓子のほかに食事も味わえる。白焼きのうなぎを山椒で煮た「うなぎ茶漬け」(1,200円)は、年間を通して人気があり、おみやげ用としてお持ち帰りも可能。
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茶店では四季の花やお節句の飾りが楽しめる。期間限定で飾られる古式ゆかしいひな飾りや五月人形飾りは必見。嵯峨の大念仏能面を復活させた嵯峨面など珍しい品も展示。
基本情報
名称 | 中村軒 | フリガナ | ナカムラケン |
住所 | 京都市西京区桂浅原町61 | TEL | 075-381-2650 |
その他詳細
営業時間 | 7時30分~18時 茶店/9時~18時(L.O.17時45分) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | 10台 | 座席 | 25席 |
その他写真一覧
マップ&アクセス
■アクセス
・阪急電車「桂」駅下車 徒歩12分