東大路通の知恩院前で明治38年頃から帆布のかばんを作り続けてきた『一澤帆布』を引き継ぐ老舗。
手さげやショルダー、リュックにボストン、牛乳屋さんや氷屋さんの配達袋、大工や左官職人の道具袋も健在だ。創意工夫の蓄積をもとに生み出されるかばんは多種多様。プロ仕様のかばんにはじまり、世界の山を制覇した登山家や冒険家の登山用品まで手がけてきた専門店だけに、生地に対するこだわりも半端ではない。帆布の染色や防水加工だけでも15~16工程。
丁寧な手仕事から生まれるかばんは、丈夫で長持ち。使い込むほどにいい風合いになる。職人の手から生み出されるデザイン、飾りのない美しさも魅力の一つ。まず手にとって確かめてみて。
「一澤信三郎帆布」は、2011年4月6日に元の「一澤帆布」の店舗に復帰(場所は一澤信三郎帆布の店舗があったところから北へ20mほど)。1、2階が売り場になり、「信三郎帆布」「信三郎かばん」に加えて、「一澤帆布製」のラベルも復活した。
インフォメーション
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ずらりと並んだショルダーバッグ。1Fの奥には2Fへと続く階段が。2Fには「一澤帆布製」のネーム付のカバンが置かれており、職人の実演が見られることもある。
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色は綿15色と麻6色。アトムの迷彩柄や、ビジネスバッグなど、新製品も次々と。一生ものとして愛着をもつ人も多く、修理にも対応してくれる。
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工房では80人ほどの職人が制作に打ち込んでいる。店舗の北、町家の1階にある「東山工房」では、作業風景を窓ガラス越しに見学できる。
基本情報
名称 | 一澤信三郎帆布 | フリガナ | イチザワシンザブロウハンプ |
住所 | 京都市東山区東大路通古門前北 東大路通西側 | TEL | 075-541-0436 |
その他詳細
営業時間 | 9時~18時 | 定休日 | 火曜日(臨時休業あり) |
駐車場 | なし |
その他写真一覧
マップ&アクセス
■アクセス
・京阪電車「祇園四条」駅下車 徒歩10分