比叡山で天台密教を修め、日本に禅を伝えた栄西によって鎌倉時代に建立された『建仁寺』。
京都における臨済宗の拠点として、また日本最古の禅寺として800年以上も前から親しまれてきた。宋に渡り修行を行った栄西は、茶にまつわる様々な儀式に触れ、作法と効用を研究。帰国後は喫茶の普及と奨励に努め、日本の茶祖としても尊崇されている。
境内には国宝・風神雷神図屏風(複製)にはじまり、枯山水の前庭が堪能できる方丈、今にも動きだしそうな二匹の龍が天井に描かれた法堂、茶室など、見応えたっぷりの貴重な芸術や建造物が数多くある。
インフォメーション
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江戸時代の画家・俵屋宗達による風神雷神図。展示されているものは複製で、原画は京都国立博物館にある。屏風全面には金箔が押され、右に風神、左に雷神が描かれている。
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方丈から望む枯山水の前庭、通称「大雄苑(だいおうえん)」。白砂に緑苔や巨岩を配し、大らかで心やすらぐ風景を生み出している。
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ご本尊の釈迦如来坐像と脇侍迦葉尊者・阿難尊者が祀られている法堂。天井には創建800年を記念して、日本画家・小泉淳作による双龍が描かれている。
基本情報
名称 | 建仁寺 | フリガナ | ケンニンジ |
住所 | 京都市東山区大和大路四条下る小松町 | TEL | 075-561-6363 |
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その他詳細
拝観時間 | 10時~16時30分(17時閉門)、 11月~2月は16時(16時30分閉門) ※行事などにより拝観不可の場合あり |
休 | 12月28日~31日 |
拝観料 | 大人500円、中高生300円 | 駐車場 | 45台(有料) |