西国三十三所第17番の札所でもある『六波羅蜜寺』は、951年に空也上人(醍醐天皇第二皇子)によって開創された。
当時、京都で蔓延していた悪疫退散のために上人自ら十一面観音像を刻み、車に乗せて引き歩き、病人に茶をふるまいながら念仏を唱え病魔を鎮めたという逸話が残されている。境内には宝物館(入館有料)があり、優れた木像が多く安置されているが、中でも必見なのが重要文化財の「空也上人立像」「平清盛坐像」だ。
また、都七福神唯一の女神で、金運、財運、恋愛成就を神徳とし、言語、音楽、芸術の神として知られる弁財天も奉られている。
インフォメーション
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写真右側の建物が本堂。その中の厨子に空也上人が創建した本尊、十一面観音像(国宝)を安置。12年に一度、辰年の時だけ開帳される。
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境内には平清盛の墓所のひとつとされる塚がある。清盛の代になって寺の周辺は平家一門の邸宅が立ち並ぶようになったといわれている。
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上部に石の円盤が施された「一願石」。円盤には梵字が刻まれ、その中の金色の梵字を正面にして、3回手前に回してお願いすると、ひとつだけ叶うという。
基本情報
名称 | 六波羅蜜寺 | フリガナ | ロクハラミツジ |
住所 | 京都市東山区五条通大和大路上ル | TEL | 075-561-6980 |
その他詳細
参拝時間 | 8:00~17:00(行事期間によって、変更されることもあります) | 休 | 無休 |
拝観料 | 無料(宝物館 大人600円・大高中学生500円・小学生400円 ※30名以上の団体の場合各50円引) |
駐車場 | なし |
その他写真一覧
マップ&アクセス
■アクセス
・京阪本線「清水五条」駅から徒歩8分
・阪急京都線「河原町」駅から徒歩15分
・JR線「京都」駅から市バス約10分、清水道下車、徒歩約10分