宇治茶(うじちゃ)は、静岡茶、狭山茶と並んで『日本三大茶』と言われ、宇治市を中心とする京都府南部地域で生産される日本茶の高級ブランドです。
足利義満・義政が宇治茶が優れていることを認め、茶園をつくって栽培を奨励したことから、宇治地方はお茶の著名産地となりました。
抹茶をはじめとする日本茶を使ったオリジナルスイーツで人気の茶寮は、宇治茶の老舗「祇園辻利」。自分で淹れられる煎茶や、玉露、碾茶(てんちゃ:抹茶のもとになる茶葉)などもある。
抹茶は表千家家元や裏千家大宗匠のお好みのお茶を扱い、お茶会にも使用されている。抹茶、玉露、高級煎茶から庶民の味の玄米茶、焙じ茶まで幅広く揃うのがうれしい。
本店の茶房では緑茶や抹茶などのお茶の販売はもちろんのこと、お茶を使ったスイーツや茶そばも楽しめる。特に人気があるのが高級抹茶を使った甘味類。
宇治茶パフェや抹茶ソフト、抹茶カプチーノなどすべてのメニューは自社で研究・開発から製造まで行っている。メニューに合わせて抹茶の種類を変えているのもこだわりだ。
また、抹茶だけでなく、さまざまな種類の宇治茶を販売。
「綾鷹(あやたか)」でおなじみの『上林春松本店』。
11代春松が創生した玉露が「綾鷹」という銘で愛好者を広げたのは天保年間。茶業一筋に14代、伝統を守り新たな挑戦を続けている。
創業者「伊右衛門」の名でおなじみの宇治茶の老舗・福寿園。
お茶の香りや味わいは繊細で奥が深い。日ごろ何気なく口にしている日本のお茶を見直すにはおすすめのスポットだ。