酒造りで重要なのは、米、水、そして人。このうちのどれが欠けても、いい酒は造れないという。
このすべてにこだわりを持つ『招徳酒造』には、コアなファンが多いのもうなずける。造り手が妥協を許さない筋金入りなら、飲む方も筋金入りなのだ。それもそのはず、敷地内には地下約70mの井戸があり、伏見の名水を引いている。また、米は契約農家で低農薬、除草剤を使わない栽培にも挑戦。そして、なんといっても酒に魂を込める杜氏の存在がある。
従来は但馬杜氏などが携わっていたが、10年以上かけて技を伝承し若手杜氏と従業員が力を合わせて造っている。
おいしい酒ができないわけがない。酒好きならぜひ一献、お試しを。
インフォメーション
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ベテランの技を受け継いで招徳の味を守る若き杜氏・大塚真帆さん。こうじを仕込むときは、真剣そのもの。彼女を筆頭に社員が一丸となって酒造りに取り組んでいる。
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契約農家の西山農場では、京都だけで栽培されている「祝」をはじめ、「山田錦」や除草剤を施用しない「日本晴」などを作っている。ていねいに除草して育てた米がおいしい酒になるのだ。
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乳酸菌などを自然に生育させて酒母を育てる製法が「生もと」造り。伝統的な製法で、手間がかかる。約1ヶ月かけで酒母を育ててできた「生酛(きもと)」は、酸味とコクがのどにしみる。
基本情報
名称 | 招徳酒造 | フリガナ | ショウトクシュゾウ |
住所 | 京都市伏見区舞台町16 | TEL | 075-611-0296 |
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その他詳細
営業時間 | 8時15分~17時 | 定休日 | 土・日・祝(10月半ばから3月半ばまでは土曜日も営業) |
駐車場 | 5台程度 |