この道30年のベテラン杜氏が若手を厳しく指導――。
『城陽酒造』では、1本1本杜氏たちが手作業で酒造りをしている。大量生産はできない。しかし、だからこそ魂を込めて酒を扱っているのだ。もちろん素材へのこだわりも大切なポイント。「地産地消が大切」との思いから、京都産の五百万石、日本晴を原料米に使用し、山田錦は契約農家から仕入れる。年々入手困難になる米だが、「地元ブランドだからこそ届けられる味がある」という。水は地下100メートルの井戸から木津川の伏流水をくみ上げている。
うんちくはそれくらいにして……まずは一献。丹精込めた酒を召し上がれ。
インフォメーション
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「できたての酒を真っ先に飲みたい」。そんな酒好きの望みを叶える通い徳利。店頭では毎年11月から、しぼりたての原酒を量り売りしてくれる。次回、この徳利を持参すれば中身だけの価格というこのシステム。空き瓶が出ることもなく、まさにエコである。
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その昔、鎌倉末期から梅林があったという城陽の梅。この青谷梅林産の肉厚の梅「城州白」を3年以上熟成させた梅酒は、コクとうまみが凝縮されている。
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酒米の横綱格といわれる「山田錦」。品格のある味わいが特徴である一方、作りにくいという難点がある。そのため年々確保するのが難しくなるなか、大吟醸「城陽 山田錦」は京都産「山田錦」のみを使用。酷寒の時期に杜氏が仕込んだ銘酒だ。
基本情報
名称 | 城陽酒造 | フリガナ | ジョウヨウシュゾウ |
住所 | 城陽市奈島久保野34‐1 | TEL | 0774-52-0003 |
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その他詳細
営業時間 | 平日/8時30分~17時30分 土曜/9時~17時 |
定休日 | 日曜・祝日 |
駐車場 | 5台 |