祇園・四条通りに面して建つ美術館。世の定説を「何ぞ必ずしも」と疑う自由の精神を持ちつづけたいとの願いから「何必館(かひつかん)」と名づけられた。陶芸家、書家、美食家として知られる北大路魯山人、村上華岳、山口薫のコレクションを中心に、近現代の日本画、洋画、工芸、写真、書を収蔵・展示する。美術館の建物は「美術品がより美しくみえる場でなくてはならない」との思想のもと、構造や照明、ライトアップにこだわった造りとなっている。館内には茶室や「光庭」と呼ばれる坪庭があり、ゆったりとした雰囲気の中で鑑賞できる。年に数回、全館を使って特別企画展が開催される。
インフォメーション
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村上華岳の作品「太子樹下禅那 1938年」。村上華岳(1888~1939)は近代日本美術を代表する日本画家。不思議な美を蔵した華岳の描線には独自の感情と無限の精神力がある。
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山口薫の作品「おぼろ月に輪舞する子供達 1968年」。山口薫(1907~1968)は作品の豊かな詩情から「詩魂の画家」と評された。秀でた色彩感覚と造形的感性により独自の画業を展開している。
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北大路魯山人の作品「つばき鉢 1938年」。北大路魯山人(1883~1959)は陶芸を始め書・絵画・篆刻など、美術工芸のあらゆる分野で個性溢れる作品を生み出している。
基本情報
名称 | 何必館・京都現代美術館 | フリガナ | カヒツカン・キョウトゲンダイビジュツカン |
住所 | 京都市東山区祇園町北側271 | TEL | 075-525-1311 |
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その他詳細
時間 | 常設展 10時~17時30分(入館は17時まで) 企画展 10時~18時(入館は17時30分まで) |
休館日 | 月曜日、年末年始、展示準備期間 |
駐車場 | なし | 料金 | 一般/1,000円 学生/800円 |