朝鮮半島の古代から近代までの文物を専門に扱う美術館として1988年に開館。在日朝鮮人一世の実業家・鄭詔文氏が収集した美術工芸品約1700点を収蔵・展示する。磨製石剣や瓦塼、銅鏡などの考古資料をはじめ、高麗青磁や朝鮮白磁などの陶磁器、螺鈿や華角で装飾された木工品、山水図や花鳥図、民画などの絵画のほか、仏教美術、民俗資料が並ぶ。朝鮮王朝時代の貴族の部屋や家具類も興味深く、日本文化がいかに朝鮮の影響を受けてきたかがわかる。収蔵品は定期開催される企画展を通じて順次展観。朝鮮・韓国の風土に育った「美」はいまもなお、言語や思想を超えて語りかけている。
インフォメーション
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作品名『青磁象嵌牡丹文扁壺(せいじぞうがんぼたんもんへんこ)/高麗時代13世紀』
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作品名『華角三層チャン(かかくさんそうちゃん)/朝鮮時代 19世紀』。華角は朝鮮独自の装飾技法。
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作品名『龍虎図(りゅうこず)/朝鮮時代 17世紀初期』。16世紀末に図画書の画員として活躍した李楨(イ・ジョン)の作品。
基本情報
名称 | 高麗美術館 | フリガナ | コウライビジュツカン |
住所 | 京都市北区紫竹上岸町15番地 | TEL | 075-491-1192 |
その他詳細
時間 | 10時~17時(入館受付は16時30分まで) | 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日休) ※年末年始、展示替期間も休み |
駐車場 | あり(無料) | 料金 | 一般500円、大高生400円、中学生以下無料 (特別展は別料金。20名以上の団体・65歳以上は2割引) |
その他写真一覧
マップ&アクセス
■アクセス
・市バス「加茂川中学校前」下車 徒歩1分