学問の神様として名高い「天神さん」、北野天満宮

学問の神様として名高いここ「天神さん」こと北野天満宮では、春になると、境内にある約50種2000本の梅の木に赤や白の梅の花が咲き誇り、あたり一帯を春の匂いで包みこむ。細く濃い枝と、愛らしい花弁の奥に透ける立派な唐門が重なる風景は、京都らしさを目いっぱい感じられるとあって、毎年多くの観光客で賑わう。また、毎月25日には天神市が開かれ、こちらも多くの人で賑わう。

社の始まりは、平安時代初期。学門に謹み幼少より文才を表した・菅原道真が亡くなった後、京都で相次いで起きた落雷や地震を道真の祟りだと考え、何とか鎮めようと創建されたのが北野天満宮だと伝わる。それ以来、今に至るまで学問の神様と親しまれ、毎年多くの受験生のお参りする姿が見受けられる。