墓所・葬送の地として知られる鳥辺野の入り口にあたることで〝六道(人が生まれ変わる6つの冥界へ至る道)の辻〟と呼ばれ、あの世への出入り口ともされてきた。そのため毎年8月7日から10日には先祖の霊をお迎えする〝六道まいり〟が行われる。境内には本堂のほか、梵鐘、閻魔堂などがある。閻魔堂内部には閻魔大王と小野篁(おののたかむら)の木像が安置されている。この小野篁は平安時代の官僚で、昼間は朝廷に仕える一方、夜は冥界で閻魔大王の裁判を手伝っていたという逸話が残されている。小野篁が冥界へ行く際に出入りしていたとされる井戸が本堂裏手にあり、格子戸越しに覗くことができるので、ぜひ目にしていただきたい。
インフォメーション
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閻魔大王と小野篁の像が安置されている閻魔堂。格子戸越しに参拝することができる。
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鐘がこの中にある。建物から垂れ下がっている綱を引いて鳴らすという変わった仕組みだ。
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祠の右手にあるのが、小野篁が出入りしていたといわれる冥界へつながる井戸。
基本情報
名称 | 六道珍皇寺 | フリガナ | ロクドウチンノウジ |
住所 | 京都市東山区松原通東大路西入北側 | TEL | 075-561-4129 |
その他詳細
拝観時間 | 9時~16時 ※行事期間によって変更有 | 休 | 12/28~12/31 |
拝観料 | 入山無料/重文の本尊や寺宝の地獄絵などの拝観は2~3日前までに要連絡 高校生以上500円・中学生300円 | 駐車場 | 3台 |
その他写真一覧
マップ&アクセス
■アクセス
・市バス「清水道」下車徒歩5分