通称〝八坂の塔〟の名で知られる五重塔(重要文化財)。
その正式名称は『霊応山法観寺』といい、聖徳太子が夢で観音様のお告げを受けて建てたと伝えられている。塔の高は約46メートル。その内部は二層目まで見学できる。ご本尊として五智如来像を安置、壁や柱には蓮や観音様などが描かれ、極楽浄土の世界を表現している。また塔を支える柱や内部の構造、柱の根元を固める中心礎石も間近で目にすることができる。
このほか境内には聖徳太子三才像・十六才像が安置された太子堂や、平家物語で知られる木曾義仲の首塚などもある。
インフォメーション
-
塔の内部には、柱を中心に東西南北を向くように本尊五智如来像(大日、釈迦、阿閦、宝生、弥陀)が安置されている。壁や柱に描かれた繊細な絵は必見だ。
-
約46メートルの塔を支えている心柱。〝清水の舞台〟と同様、釘をほとんど使用しない工法で建てられている。
-
塔の内部は二層目まで見学することができる。二層目の西側にある小窓から見える京都市内の街並。
基本情報
名称 | 法観寺[八坂の塔] | フリガナ | ホウカンジ[ヤサカノトウ] |
住所 | 京都市東山区清水八坂上町388 | TEL | 075-551-2417 |
その他詳細
拝観時間 | 10時~16時 ※行事期間によって変更有 | 休 | 不定休 |
拝観料 | 中学生以上500円(小学生以下は拝観不可) | 駐車場 | なし |
その他写真一覧
マップ&アクセス
■アクセス
・JR「京都」駅下車 市バス【206】系統、チンチンバス【100】、京都バス【18】
・阪急「河原町」駅下車 市バス【207】系統
ともに「東山安井」又は「清水道」駅下車徒歩約5分