20世紀美術を代表する芸術家、ルネ・マグリット(1898-1967)。言葉やイメージ、時間や重力といった、私たちの思考や行動を規定する“枠”を飛び超えてみせる独特の芸術世界は、シュルレアリスムの範囲にとどまらず、その後のアートやデザインにも大きな影響を与えました。日本でも1970年以降、マグリットの展覧会は何度か開かれてきましたが、今回は、2009年にオープンしたマグリット美術館(ブリュッセル)およびマグリット財団の全面的な協力を得て、世界10か国以上から約130点の代表作を集める大回顧展となります。マグリット芸術の変遷と魅力をたっぷりとご紹介する貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。
20世紀美術の巨匠、13年ぶりの大回顧展
ルネ・マグリット(1898-1967)は、ベルギーの国民的画家であり、20世紀美術を代表する芸術家。言葉やイメージ、時間や重力といった、私たちの思考や行動を規定する“枠”を飛び超えてみせる独特の芸術世界は、その後のアートやデザインにも大きな影響を与え、日本でも高い人気を誇ります。日本におけるマグリットの展覧会は、1970年代以降何度か開かれてきましたが、本格的な回顧展は2002年以来13年ぶりとなります。
『ピレネーの城』は京都展のみ出品となります。
2009年開館、「マグリット美術館」が全面協力
なぜ今、マグリット展が実現するのか?その重要な鍵を握るのは、2009年6月、ブリュッセルに開館した「マグリット美術館」です。ベルギー王立美術館が、マグリット財団とのパートナーシップのもと「マグリット美術館」をオープンさせたことを機に、新たなマグリット作品や資料が寄託・取得され、そのコレクションとアーカイブ、関係者とのネットワークはますます充実したものとなりました。本展は、王立美術館とマグリット財団の全面的な協力を得て実現される、日本で初めての展覧会なのです。
世界各地の美術館・個人コレクションから約130作品が勢ぞろい。
本展は、王立美術館とマグリット財団の全面的な協力を得たことにより、ベルギー、日本をはじめとする世界10か国以上の美術館、個人所蔵家から代表作約130点が出品されます。通常は別コレクションに収蔵されている、同テーマの作品群を並べて展示することにより、画家の思考や創造の過程をたどることができるのも、特別展ならでは。初期から晩年まで、マグリット芸術の変遷と魅力をたっぷりと紹介します。
期間 |
2015(平成27)年7月11日(土)~10月12日(月・祝) |
会場 |
京都市美術館 |
観覧料 |
一般:1,600円(1,400円)
高大生:1,100円(900円)
小中生 600円(400円)
※()内は20人以上の団体料金。
※障害者手帳等を提示の方は無料。
※小中生は日・祝休日は無料。 |
休館日 |
月曜日 *ただし、9月21日、10月12日は休館 |
開館時間 |
午前9時から午後5時まで(入館は閉館30分前まで)
※9月19日(土)、20日(日)は午後8時まで |
主催 |
京都市美術館(京都市)、ベルギー王立美術館、読売新聞社、MBS |
後援 |
ベルギー大使館 |
協賛 |
損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、トヨタ自動車、岩谷産業、非破壊検査 |
特別協力 |
キャノン |
協力 |
エールフランス航空、日本貨物航空、日本航空 |